インフルエンザ感染者急増 前週の2倍 栃木県内警報レベルに
とちぎテレビ
インフルエンザが猛威をふるっています。 全国の1医療機関あたりの感染者の数が、統計を取り始めて以降最も多くなったほか、栃木県全域でも今シーズン初めて警報レベルの基準を超え、前の週の2倍以上に急増しています。 12月23日から29日までの1週間に、県内の定点医療機関で確認されたインフルエンザの感染者の数は4132人でした。 1つの医療機関あたりでは54.37人と、前の週の2倍以上に急増しています。 県の警報レベルの基準である30人を超えるのは今シーズン初めてで、1つの医療機関あたりの感染者の数は1999年に統計を取り始めて以降、2番目に多くなりました。 年代別では10歳未満が1404人、10代が1095人と多く、全体の6割以上を占めています。 宇都宮地方気象台によりますと、県内では一部の地域を除いて乾燥注意報が12月14日から1月3日までの21日間連続で発表されていて、県は感染者の数が急増した要因の1つにこの乾燥があるとしています。 宇都宮市桜にある「さくらがおかクリニック」では、発熱などを訴えて検査をした人の8割から9割がインフルエンザの陽性になっているということです。 また、年末年始の休暇を終え学校や仕事が始まったいまこそ、基本的な感染対策を改めて徹底することが重要だと話します。
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