屋根に穴、しゃちほこ折損… 大雪で倒木被害の国重文・弘前城東内門(青森県)
大雪による倒木で損傷が確認されていた青森県弘前市の弘前公園の国指定重要文化財「二の丸東門(東内門)」について、木の枝が屋根を突き破ったほか、しゃちほこの尾が折れるなどの被害が出ていることが8日までに弘前市への取材で分かった。 東内門は江戸時代初期に建てられたもので、屋根は銅板ぶき。4日に雪の重さで付近の松が幹折れし、門を越えて反対側に落下したとみられている。その際、屋根の上にあるしゃちほこの尾が損傷。また、太い枝が屋根に突き刺さったことで直径約20センチほどの穴が空いた。市は今後、文化庁と協議の上で損傷部位の修復方針を決定する。 弘前公園は4日から園内の大部分が立ち入り禁止となっている。解除は未定。