「娘スリさんが18歳の誕生日が話題も…」父トム・クルーズと関係断絶になった12年前の「宗教問題」
トム・クルーズと女優ケイティ・ホームズの娘スリ・クルーズさんが18歳の誕生日を迎えた4月18日、ニューヨークで友人と歩いているところを写真に撮られて米芸能サイトなどをにぎわせたが、一方でトムは長年スリさんと会っていないことが報じられた。 【写真あり】トム・クルーズ 六本木の和食店で…「オーラ満点」オフ写真 米Page Sixは、情報筋の話として、トムは’12年夏にディズニー・ワールドで一緒にいるところを目撃されたのを最後に、スリさんに会っていないと報じた。 トムとホームズは’06年に結婚したが、’12年6月、スリさんがまだ6歳のときにホームズが離婚を申請した。裁判所に提出した書類の中で、離婚を申請したのは 「娘をサイエントロジーから守るため」 だったと主張していたという。 ちなみにサイエントロジーとは、教団のHPに 《正確な道筋を提供する宗教です》 と書かれているように、アメリカで創設された新興宗教。トムが信者であることは有名だ。 ホームズの関係者は 「スリさんはサイエントロジストではないし、今後もなることはないでしょう」 と語っているという。 「当時、米芸能サイトTMZは、スリさんにはサイエントロジーの影響を受けさせたくないと考えていたホームズが、トムと離婚するしかないと決断したなどと報じましたね。そしてホームズは、スリさんを連れてカリフォルニア州ビバリーヒルズの家を出て、ニューヨークに移住して離婚を申請したのです」(女性誌記者) ’12年8月に6年の結婚生活にピリオド打ってトムとホームズは離婚。スリさんの養育費として年間40万ドル(約6000万円)を支払うことや、ホームズが単独親権を獲得して、トムは面会権を持つなどの条件で離婚が成立した。トムは公園にスリさんを連れて行ったり、ヘリコプターに乗せてあげたり、サプライズでプレゼントをしたり、コンサートのチケットや洋服を贈ったりしていたという。 ’13年11月にはトムが、 「娘のスリちゃんがトムに捨てられた」 などと報じた米芸能週刊誌2誌を相手取って名誉毀損で5000万ドル(約75億円)の損害賠償を求めて提訴した。トムは 「当時2本の映画の撮影があり忙しかったが、しょっちゅうメールしあったり、電話で物語を話してあげたり、話したりして、彼女はとても喜んでいたし幸福な子供だった」 と主張。そして 「自分はとてもいい父親だ。私は決してスリを自分の人生から切り離したりはしない。精神的、経済的などあらゆる面で支えているつもりだ」 などと語っていた。 この裁判は2誌が 「トムがスリさんとの絆をすべて断って捨てたと報じたつもりはなかったが、読者にそのような誤解を与えたとしたら遺憾である」 などとする声明を共同で発表することで金銭的支払いなしで和解した。 だが、前述のようにトムは長い間スリさんと会っていなかったという。 トムは過去にサイエントロジーが娘との亀裂の原因になっていたことを認めていたとも報じられた。ホームズは’17年、『タウン&カントリー』のインタビューで 「娘に安定した子供時代を与えたい。彼女が安定した無邪気な子供時代を過ごすことは、とても重要なことです」 などと語っていた。 ホームズの娘を守るという決意は固いとみられ、トムがスリさんへの愛情を捨てていないにしても、スリさんと再会を果たす“ミッション”はトムがサイエントロジーとの関係を続ける限り“インポッシブル”かもしれない。 文:阪本 良(ライター、元『東京スポーツ新聞社』文化社会部部長) 現在はWebマガジン『PlusαToday』を始め、芸能、映画、ハリウッド情報などの記事を執筆。日本映画ペンクラブ会員
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