テニスをめぐる恋と友情のトライアングル! ゼンデイヤの旬の魅力が堪能できるスポーツ・エンタテインメント、ラブゲームのゆくえはいかに?【チャレンジャーズ】
えいがの絵日記 その23
イラストレーターのともゑさんが、心に響いた映画をイラスト絵日記にするシリーズ。珍しくテニス映画に魅入られたのは、コートだけじゃなく、恋で友情で試合が繰り広げられる人間ドラマだから 【画像】『チャレンジャーズ』えいがの絵日記はこちら
3人の恋と試合は10年以上にわたって
ルールを知らなくても楽しめます。3人のテニス選手の話 試合中の大ケガで選手生命が断たれる―そんな悲劇がタシの身に。スター選手だった彼女が次に見つけた生きがい、それはコーチとしての人生。恋人のアートをトップクラスの選手に育てて結婚。でも現在スランプに陥っている彼の次なる対戦相手はかつての親友パトリック!しかもタシの元カレです。
タシ=ゼンデイヤの魅力とガッツが全開
海を背に岩の上で人魚座り 現役時代のタシはコートの外でもキラキラ。そこで18歳のテニス談義「本当のテニスは相手との“関係性”よ。一緒に高みを目指すの。観客ともね」…と、男子2人のテニスは楽しい自己表現を一蹴。やはりトップに立つ人は視線の高さが違います。
アートVSパトリックの試合の行方は…
そして現在…試合目前!アートの苦悩 これ言ったら怒られるかもしれないけど…「次の試合、もし勝ったとしても引退する」この助走のような前置き…つめをはじきながら…パトリックよりランクは上。結婚だって…でも…さぁ、つねに主導権を握ってきた妻コーチの反応は…
監督は『君の名前で僕を呼んで』の注目株
タシの予測不能な行動はまるで試合中のボールのよう。2人の間を行ったり来たり。それは男同士の友情を壊したかのように見えたけど…。「人間関係の複雑さに惹かれる」と、監督のルカ・グァダニーノ。スポーツ映画、恋愛映画の枠を越えた、未知なジャンルの映画に出会ってしまいました。
『チャレンジャーズ』(2019) Challengers 上映時間:2時間11 分 アメリカ
監督:ルカ・グァダニーノ 出演:マイク・フェイスト、ジョシュ・オコナー、ゼンデイヤ 他 優秀なプレイヤーでありながら、ケガでコーチへの転身を余儀なくされたタシ(ゼンデイヤ)。親友でライバルでもあるアート(フェイスト)とパトリック(オコナー)。高校からプロの世界へ、恋や試合や結婚を交えながら、テニスに人生をかけた3人の関係を描いていく。 監督は『君の名前で僕を呼んで』(2018)のグァダニーノ。ニコリともせずに強烈な個性をもった女性を体現するゼンデイヤの演技に注目。