【速報】「斎藤知事」県議全員から「辞職」を要求される すでに辞職求めた維新以外の県議全員が「辞職」申し入れ 「『道義的責任が何かわからない』と看過できない発言が飛び出した」
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを巡り、すでに辞職を求めた維新以外の県議、全員が辞職を申し入れました。 ■【動画】【ノーカット】斎藤知事「涙」の会見 「本当に申し訳ない」突然の涙 自民会派からの辞職申し入れの質問受け
■「『道義的責任が何かわからない』と看過できない発言が飛び出した」
12日午前、兵庫県議会最大会派の自民党など65人が連名で斎藤知事に辞職を申し入れました。 知事のパワハラなどの疑惑を巡っては、すでに維新が『辞職』と『出直し選挙』を申し入れていて、86人の県議全員から辞職を求められたことになります。 辞職申し入れを行った議員を代表して自民党の北野実幹事長は「斎藤知事は、告発文書の内容に真実が存在し、文書が『嘘八百』ではないことが明らかになったにもかかわらず、『文書に真実相当性がない』という従来からの考え方を変えることなく頑なな姿勢を取り続けている。『道義的責任が何かわからない』と看過できない発言が飛び出した」 「参考人招致した専門家からも、 公益通報者保護法からみて「兵庫県は今も違法状態」と断じている」 「知事という職責を果たすためには、法令遵守は当然のことながら、人として守るべき倫理や道徳といった道義的責任がより強く求められるが、知事の発言からは道義的責任を有している態度を見出すことはできない」と語りました。
■3年前の知事選で支援受けた自民議員からも辞職要求 受け止め聞かれ涙の知事
斎藤知事は11日の会見で、3年前の知事選で支援を受けた自民党の議員からも辞職を求められることについて「申し訳ないという思いですね。先生方の重い決断の中で私に対して出馬要請をして頂いた。こういう状況になったということは、自分自身に対して悔しい思いであります。心から今も感謝はしていますので、本当に申し訳ないという思いでいます」と涙ながらに語りました。
■不信任案可決の場合 『辞職』か『解散』か 明言避ける斎藤知事
自民党会派は知事が辞職に応じない場合、議会初日の19日に不信任決議案を出す方向でほかの会派と調整しているということです。 斎藤知事は、不信任決議案が可決された場合、「法律に基づき判断する」と述べ、「辞職」もしくは「解散」を選択するかについて明言を避けています。 過去に都道府県の知事で不信任決議が可決されたのは「脱ダム宣言」などで議会と対立した長野県の田中康夫元知事など4人。 不信任決議案が可決された場合、知事は辞職か議会の解散を選ぶことになりますが、総務省によると、議会の解散を選んだ人は誰もいないということです。
関西テレビ