日本が11年ぶりBJK杯8強入り ルーマニアに逆転勝利
【AFP=時事】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップは14日、スペイン・マラガで決勝ラウンド1回戦が行われ、日本はルーマニアに2勝1敗の逆転勝利を飾り、2013年以来のベスト8入りを決めた。16日に行われる準々決勝ではイタリアと対戦する。 【写真】勝利を喜ぶ穂積絵莉 第1試合のシングルスは、日比野菜緒が2-6、4-6でアナ・ボグダンに敗れて最悪のスタートを切る形となった。日比野はこれでボグダン戦では通算6戦で5敗目を喫した。 それでも第2試合では、負傷した大坂なおみの代役で出場している世界135位の柴原瑛菜が、同73位のジャクリーヌ・クリスティアンを6-4、7-6(7-2)で撃破し、勝負を振り出しに戻した。 最終第3試合のダブルスでは、先月の東レ・パンパシフィック・オープンでダブルスを制した青山修子/穂積絵莉のペアが相手のブレークポイントを10本中9本しのぐ粘りを見せるなどし、エレナ・ガブリエラ・ルセ/モニカ・ニクレスク組に6-1、7-5で勝利した。 チームを率いる杉山愛監督は、世界ランキングでは内島萌夏より格下の柴原を起用した采配が的中。これで昨年代表指揮官に就任して以降の戦績も8戦全勝とし、試合後には「最高の気持ち」と喜んだ。 さらに「決勝ラウンドに到達することが目標の一つだったし、選手とスタッフ全員が全力を尽くしてくれた。自分が現役のときは、チームイベントでプレーするのは難しかった。プレッシャーが大きすぎた」「だけど、今の女子選手たちはそうしたプレッシャーに対処し、本当に良いプレーをしている」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News