同期のライバル・ヒロヤの大晦日RIZINでの活躍以降、闇落ちしているという西谷

　2024年2月18日(日)東京・プリズムホール『BreakingDown 11』の全対戦カード＆試合順が、BreakingDownのCEOである朝倉未来のYouTubeチャンネルにて発表された。 【写真】かつての魔裟斗のライバルだったクラウスからダウンを奪って勝った西谷 　今大会は、『BreakingDown9』から始まった喧嘩自慢最強決定戦の日本一を決める決勝戦＝大宮vs.大阪、前回10から始まったバンタム級トーナメントの準決勝・決勝、BreakingDown vs.地下格闘技レジェンドの対抗戦など、全29試合の大ボリュームで行われる。第7試合まではYouTubeで無料配信。 　第28試合、セミファイナルにあたる試合ではYURA vs.西谷大成のキックルールマッチが組まれた。 　YURAはK-1甲子園準優勝、プロで12勝（5KO）無敗のキックボクサー。これまで第4代IKCウェルター級王座、初代ジャパンカップ同級王座、突破70㎏以下級王座、RKSウェルター級王座を獲得。「一番手っ取り早く有名になるため」の手段としてBreakingDown出場を選んだという。『BreakingDown 8』のオーディションではスパーリングで4秒KO、『BreakingDown 8』ではプロキックボクサーの外枦保尋斗にもKO勝ちした。 『BreakingDown 8.5』では韓国のプロ選手ミスター・ホンデに判定で敗れるも、2023年11月のプロ対抗戦ではTARGET SHIBUYAのアマチュアホープである大威にKO勝ち。12月の『RISE WEST』に出場し、ねぎ魔神とダウン応酬の末に判定勝ちしてRISEミドル級15位にランキング入り。3月17日（日）東京体育館で開催されるRISE年間最大のビッグマッチ『ABEMA presents RISE ELDORADO 2024』でRISE本戦に初出場、RISEスーパーライト級8位KENTA（HAYATO GYM）との対戦が決まっている。 　朝倉未来は「この階級で一番強い」とその実力に太鼓判を押している。 　西谷は「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生で、MMAで白星と黒星を繰り返すなか、戦場をいったんBreakingDownに移してハイメに快勝すると、2022年9月にDEEPに戻って巽大祐に判定勝ち。2023年5月には高野優樹に判定勝ちして初の連勝をマーク。6月にRIZIN初出場を果たしたが、鈴木博昭に56秒でTKO負けした。 　2023年8月の『BreakingDown 9』ではK-1 WORLD MAXで魔裟斗を破り初代世界王者となったアルバート・クラウスとキックルールで対戦し、右フックでダウンを奪って勝利。11月には『FIGHT CLUB』でのOFGキックマッチでYA-MANとRISE王座を争った山口裕人にも初回TKO勝ちと圧勝を収めた。 　朝倉は「これRIZINとかでも組んでもいい試合だよね。実力者同士だし、西谷くんは今BreakingDownで5戦5勝なのかな。YURAくんに関してはミスター・ホンデだけに負けてるのか。負けたといっても判定なんですけれど」と、実力者同士のカードを組んだとする。 「西谷くんに関しては1分だったら俺にも勝てると言ってますから。ちょっと練習で分からせてやらないと(笑)」と西谷が調子に乗っているからお仕置きが必要だとしながらも、「闇谷（西谷）くんが最近、情緒不安定なのでみなさんお手柔らかにね」と忠告。白川陸斗も「あんまり責め過ぎたらほんまにおかしくなっちゃうんで、西谷くん」と、西谷の精神状態が危険だとした。 「飲んでる時にいきなり泣き始めたりするので、本当に情緒不安定なので」と西谷の最近の様子を話す朝倉に、白川も「優しくしてあげてください」と念を押す。 　試合の話に戻ると、白川は「1分のキック、YURAくん有利な声もありますけれど、これはほんまに分からん」と五分五分の予想。朝倉は「どうなんだろうね。パンチが硬いのは西谷くんじゃん。重さ的に。まあ、YURAくんも強いけれど。どうなるんだろうね。どっちかが失神したりするのもありそう。普通に1分で」と失神KO決着もあり得ると予想する。 　白川も「どうせならKO決着でやってほしいね」と、どちらが勝つにしてもKOで決めて欲しいと期待していた。