2024年初の猛暑日に 富山市で35.8度 3日夜からは大雨に警戒を
KNB北日本放送
3日の県内は富山市で2024年初めて気温が35度以上の猛暑日となるなど、各地で2024年1番の暑さとなりました。 3日の県内は厳しい暑さとなりました。 日中の最高気温は富山市で35.8度、富山空港で35度ちょうどを観測し県内で2024年初めての猛暑日となりました。 また、高岡市伏木で34.8度、魚津市で34.3度など、県内すべての観測地点で2024年一番の暑さとなりました。 就活生 「暑いです、まとわりつく感じ。まだ7月に入ったばかりで、6月末からすごく暑かったので、これからどうなっていくんだろう」 KNBのまとめでは県内で3日午後5時までに熱中症の疑いで病院へ運ばれた人は8人です。 4日も県内は真夏日となる予想です。 水分や塩分をこまめに取ること、室内ではエアコンを効果的に使うことなど引き続き熱中症対策を心がけてください。 3日夜からの大雨の予想について気象予報士の数家さんの解説です。 今週は、大雨となる日が続くため、土砂災害の危険度が高まります。能登半島地震で揺れの強かった地域では特に警戒してください。 今後の雨の予想ですが、4日の未明から午前6時ごろにかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。 3日夕方から4日夕方までの24時間降水量は多い所で120ミリの見込みです。 気象台によりますと、県内では東部で降水量が多くなる可能性があるということです。 浸水害と土砂災害、両方への警戒が必要で、大雨警報は、3日夜遅くに発表される可能性が高くなっています。 こちらは、3日夜9時の予想天気図です。 大雨は、この梅雨前線が4日朝にかけて、南下してくることに伴うものです。 南下した梅雨前線は、一旦、不明瞭になりますが、5日から6日にかけて再び南下する見込みです。 このため県内は、断続的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る恐れがあり、24時間降水量は100ミリの予想です。 つまり、3日夜遅くから4日朝にかけてと、5日から6日にかけてと、大雨となる日が続くため、土砂災害の危険度が高まります。 現在、能登半島地震で震度5強を観測した地域では、地盤が緩んでいる恐れがあるため、土砂災害警戒情報の発表について雨量などの基準を通常から2割引き下げて運用しています。 これらの地域ではこれまでよりも早いタイミングで発表されます。 土砂災害警戒情報は警戒レベル4に相当し、全員避難を意味します。 今のところ、線状降水帯発生の予測は出ていませんが、少ない雨でも土砂災害が発生する恐れがありますので、十分に警戒してください。