【MotoGP】モルビデリ、セパンでの公式テストは参加できず。頭部を強打し、長時間のフライトを回避
プラマックのフランコ・モルビデリは、ポルティマオでのプライベートテストで喫した大クラッシュの影響で、2月6日からセパンで開催される2024年最初のMotoGPプライベートテストに参加できなくなってしまった。 【ギャラリー】MotoGP2024セパンシェイクダウンテスト。新型マシン続々 イタリアでモルビデリを治療している医師は、長時間のフライトは控えるようアドバイスしており、モルビデリは経過観察を受けながら回復を目指していくことになる。 モルビデリは、ドゥカティが主催したWSBK(スーパーバイク世界選手権)のテストに市販バイクのパニガーレV4で参加。他のドゥカティ・ライダーと共にシーズン前のトレーニングを行なっていた。 しかし1月30日のセッション後半、ターン9で大クラッシュ。幸い大きな怪我はなかったが、病院に搬送され2回のCTスキャンを受けた結果、頭部に小さな血栓が見つかり、ほぼ2日間経過が観察された。 クラッシュから2日後の2月1日にようやくイタリアに戻ることができたモルビデリは、3日にクアラルンプールに向かうフライトに乗る予定だったが、今も自宅に留まったままのようだ。 プラマックは、ソーシャルメディアに次のように投稿し、モルビデリの状況について説明した。 「フランコ・モルビデリのメディカルチェックについてお知らせする。医療チームは診断を数日延期することを決定した」 「この延期は、モルビデリの体調をより詳しく把握し、次に予定されているテスト走行への参加資格を判断するためだ」 チームによると、モルビデリが6日からのテストに間に合うようにセパンに到着するのは「非常に複雑」な状況だという。 今季、モルビデリはヤマハからプラマックに移籍。ドゥカティのバイクに乗り換えることになった。それだけに、バイクの感触を掴むためにも重要となるテストの欠席は痛手だろう。彼はまだ、バレンシアで行なわれたポストシーズンテストの1日しかドゥカティのMotoGPバイクに乗れていない状態だ。 モルビデリは、2月19~20日にカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される最後のプレシーズンテストで、2024年シーズンに向けた準備を急ピッチで済ませる必要がある。
Germán Garcia Casanova