【バドミントン シンガポールオープン2024】志田千陽/松山奈未は中国ペアに敗れ今季初Vならず
6月2日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールオープン(シンガポール/Super750)最終日は、各種目決勝が行なわれた。日本勢は、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未が決勝を戦い、準優勝の成績を残した。 今季の初タイトルまであと一勝とした志田/松山。その前に立ちはだかるのは、中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)。今年に入ってフランスオープン決勝とユーバー杯で対戦しているが、どちらもファイナルゲームの末に志田/松山が敗戦。悔しい結果が続くだけに、最強のライバルを退けて頂点をつかみたかったが、試合は前半から中国ペアがペースを掌握。第1ゲームは、陳清晨/賈一凡が5連続得点などで14-7と大量リード。簡単には負けられない志田/松山も、中盤に14-16まで追い上げたが、あと一歩届かず。第1ゲームは中国ペアが21-15で先制する。 逆転の糸口をつかみたい志田/松山だったが、第2ゲームに入って主導権を握ったのは中国ペア。序盤から7-1、10-4と点差を広げて試合を進める。意地を見せたい志田/松山は、中盤9-11まで差を縮めたものの、後半までその勢いは続かず。連続失点など再び点差を広げられ、最後は12-21で敗戦。準優勝で大会を終えた。 このほか、男子シングルスは石宇奇(シー・ユーチー)と李詩灃(リ・シフェン)が激突。中国2トップのガチンコ勝負は、1時間20分を超えるタフマッチに。最後は石宇奇がファイナルゲーム19本で勝利し、後輩を抑えて優勝を飾った。 女子シングルスは、世界ランク1位のアン・セヨン(韓国)と中国のエース、陳雨菲(チェン・ユーフェイ)が対戦し、アン・セヨンが1時間17分の激闘を制した。混合ダブルスは鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が優勝。男子ダブルスは、中国の何濟庭(ヘ・ジティン)/任翔宇(ルン・シァンユ)がインドネシアペアを下して頂点に立っている。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO