イラン国籍初Jリーガー アウェー浦和戦を心待ち アビスパ福岡FWザヘディ「ビッグクラブを相手にする経験は楽しい」
Jリーグ初のイラン国籍選手、シャハブ・ザヘディ(28)が30日のアウェー浦和戦を心待ちにした。チームは26日、福岡市の雁の巣球技場で練習を公開。荒天の中、パス回しやカウンター攻撃練習などを精力的にこなしたイラン代表FWは「サポーターの数もすごく多いチームなので、彼らのホームに乗り込んで、その雰囲気の中でプレーできるのが非常に楽しみです」と埼玉スタジアム2002でのプレーを思い描いた。 ■佐藤凌我がベススタで夫人と寄り添い2ショット【写真】 直近までイラン1部ペルセポリスでプレーし、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でも出場しただけに前回アジア王者の浦和の存在を知らないわけはない。「ビッグクラブを相手にする経験は常に楽しい」と闘志を燃やす。 チーム合流から約1週間で迎えた16日のホームFC東京戦で初出場。ゴールを決めた松岡にパスを送り、初アシストをマークしたが、チームメートとのコミュニケーションはさらに深まった様子。「チームの雰囲気はすごくいいと思ってますし、勝利に対してやらないといけないことにコミットする姿勢がすごくいいチーム」と好感触をつかむ。初めての日本の生活も「(福岡は)いい街ですし、食事もおいしい。食事に関しては特に問題ないです」という。 期待されるのは23~24年シーズンにイラン1部16試合出場で6ゴールの得点力。「われわれのスタイルでもあると思うんですけど、そこは誰が点を取ってもいい。それよりも結果の方が重要になる」。アビスパの選手らしい言葉を口にしたストライカーがチームを勝たせるゴールに導く。(向吉三郎)
西日本新聞社