“今どき女子”な覆面レスラー、超高速ファイトの秘訣に迫る「女子プロレスの魅力って無差別級にあると思っている」【スターライト・キッド(後編)】
「そこは前からもう伸びないだろうと思ってたので、気にはならないですね。デビュー当初より体重は10キロ以上増えているし、力強さも出せるようにはなったので、不利だとも思っていません。むしろ女子プロレスの魅力って無差別級にあると思っているので、デカい選手に小さくても勝てるんだぞっていうのが表現できる。実際、それが証明できてきていると思います。 今は小さい選手も多いので、小さい者は小さい者で、そこをカバーする努力をしているし、闘ったときにはまた違ったものを生み出していると思います。自分としては、今目指してるのがワンダーのベルトなので、ハイスピードのベルトを持っていたときの体格である必要もない。力強さのほうを重視しているので、そのあたりも考えながらトレーニングしていかないといけないですね」 目指すタイトルを意識したうえでのトレーニングをしていきたいと言うキッド。と同時に素顔は今どきの女子でもある。 「食べることと甘いものが大好き。そこはやっぱり女の子だからね(笑)。今日はおいしいものを食べれるからがんばろうというのはありますよね。おいしいものを食べるときは人と共有したいし、友だちとかといるときはやっぱりおいしいものを食べたいじゃないですか。自分だけ食べないとまわりに迷惑もかけちゃうし。でも、ひとりでいるときは低カロリーなものを食べるような意識はしています。リング上で照明が当たったときに『カット出てたね』とか、『大きくなったね』みたいな声があると、トレーニングの成果が伝わったんだなと思うし、うれしいんですよね!」
取材・文・写真/新井宏 撮影協力/ X-TREME Personal Gym 写真提供(試合)/STARDOM