この大胸筋、自重のみ! 吉本芸人・ハタノハタ、腕立て1000回をこなす日常「筋トレは修行と同じ」【JURASSIC CUP】
10月19日、ひの煉瓦ホール(日野市民会館)で開催されたジュラシックカップ2024。今大会は“ジュラシック木澤”こと木澤大祐と、“狂気の男”の異名を持つ合戸孝二という2人のレジェンドボディビルダーによって共催された、ボディビルに特化したイベントである。 【フォト】自重トレ中心でつくりあげたハタノハタの筋肉
入場時のド派手な演出、吉本興業所属の芸人によるお笑いステージなど、ボディビルとエンタメが融合し大盛況となった今大会。そんな中で、お笑い芸人として会場を盛り上げつつ、オープンクラス(JBBF主催大会で上位入賞経験がない選手がエントリー可)で鍛えたボディを披露したのが、お笑い芸人のモンタナ・ハタノハタ(波多野秀典、吉本興業所属)だ。 ボディビルでは予選通過はならなかったものの、お笑いステージでは腕立て伏せチャレンジで57回という記録を残すなど見せ場をつくった。そんな彼の特徴は、自重筋トレを軸としたボディメイクを行なっていること。他の部位はウエイトトレーニングを行なうとのことだが、丸々とした大胸筋はプッシュアップのみでつくられたと言う。まさに努力の結晶だろう。 「トレーニングは週7でやっています、脚は最近ウエイトを使うようになったんですけど、胸は本当に今も自重でやり続けていて、3日に1回腕立て伏せを1000回やっています。そこは自分の持ち味かなと思って、継続しています」
なぜそこまで自重にこだわるのか。率直な疑問をぶつけてみた。 「腕立てを1000回やることは、トレーニングとしてのキツさももちろんありますけど、精神的に鍛えられる部分もあると思っています。3日に1回、腕立てのルーティーンが来るのが最初めちゃくちゃ嫌だったんですけど、今はそれがやりがいで、もう生活の一部になっています。修行の感覚に近いかもしれないですね。レジェンドビルダーのみなさんから、『せっかく胸をやっているなら、スクワット1000回、チンニング1000回など自重でやりきってほしい』とも言っていただきました。企画などあればぜひ挑戦したいです」 今大会でも鍛えあげた肉体は注目を浴びた。筋肉芸人・ハタノハタは、次なるステージに向けてこれからも“修行”に邁進する日々を送っていく。 「来年、埼玉で第3回ジュラシックカップが開催されるとのことなので、もし出させていただける機会があれば、オープンクラスで入賞を狙っていきたいです。吉本興業から最上位のグランドクラスに誰か出場できるようにというのが、自分たちの目標であり、モチベーションになっています」
取材・文/森本雄大 写真/木村雄大、森本雄大