安倍氏の死後、1.8億円を寄付 昭恵氏側へ、事件の3週間後
安倍晋三元首相の死後、妻の昭恵氏が代表を引き継いだ政治団体「晋和会」が2022年7月27~28日、自民党山口県第4選挙区支部など2団体から計1億8千万円超の寄付を受けていたことが28日、22年分の政治資金収支報告書で分かった。識者は「政治資金には税制上の優遇措置があり、社会通念上、政治家でない親族が継承することは国民の理解が得られない」と指摘している。 寄付は安倍氏銃撃事件のわずか3週間後で、昭恵氏の政治団体に巨額資金が移動した形。晋和会は取材に対し「法令に従い適正に処理し、収支を報告している」とし、詳細は明らかにしなかった。