「誘拐になると分かっていた」福井県内の女子高生を北海道の自宅に連れ出した29歳男逮捕 容疑で県警
福井県内の女子高校生を自宅のある北海道に連れ出したとして、福井県警坂井署と県警捜査1課、人身安全・少年課は2月14日、未成年者誘拐の疑いで北海道の無職の男(29)を逮捕した。捜査1課によると容疑を認めている。 逮捕容疑は昨年5月15日ごろ、交流サイト(SNS)を通じて知り合った福井県内の女子高校生を県内から北海道の自宅まで誘い出し、同24日まで誘拐した疑い。 捜査1課によると、女子高校生の関係者から容疑者についての情報提供があり、捜査していたところ同24日、標茶町役場を訪れた同容疑者を職員が見つけた。道警警察官が事情聴取し、一緒にいた女子高校生を保護した。女子高校生にけがはなかった。 女子高校生は容疑者の指示で電車、バス、飛行機を乗り継いで北海道まで行ったとみられる。交通費は同容疑者が負担したという。 昨年11月に女子高校生の家族から坂井署に被害届が出された。容疑者は「未成年者を親の許可なく連れてくることは誘拐になると分かっていた」と供述している。
福井新聞社