歩道に開いた穴を調べる関係者＝２２日午後２時２０分、松江市国屋町

　２２日午後１時４５分ごろ、松江市国屋町の国道４３１号の歩道で「道路に開いた穴に足がはまり、けがをしている人がいる」と通行人から１１９番があった。ランニング中の成人男性が病院に搬送されたが、骨折などの大けがは負っていない。この日、松江の最高気温は今季最高の３８・２度を観測しており、管理する島根県松江県土整備事務所は、暑さでもろくなった部分に荷重がかかり、陥没した可能性も含めて原因を調べている。 【山陰猛暑】鳥取３９．４度 観測史上最高　両県の記録更新　２３地点で猛暑日

　同事務所によると、直径２０センチほどの穴が開いた。同事務所維持第２課の引野亮課長は、アスファルトは熱で軟らかくなる性質を持っているとし「強度が弱っている部分が何らかの拍子で陥没することがある」と話した。 　開いた穴は砕石で埋められ、現在は通行できる状態になっている。 　島根県道路維持課によると、県が管理する県道と国道の陥没による事故は２０２３年度は７件で、２４年度は今回が初めて。事故件数に関しては季節による偏りはないという。