英国王室のソフィー妃、月経に関するディスカッションに参加「生理用品を隠すのはやめましょう」
療養中のチャールズ国王やキャサリン皇太子妃の不在を補うように、日々忙しく公務に取り組んでいる英国王室のソフィー妃。今週ロンドンの女子校を訪問、月経に関するワークショップに参加した。これはイギリスで唯一、女性のリプロダクションと生殖に関連する健康問題に取り組んでいる慈善組織「ウェルビーイング・オブ・ウイメン」が主催したもの。ソフィー妃はこの組織のパトロンを務めている。 【写真】ソフィー妃&レディ・ルイーズ親子ほか、英国王室のママ&パパが子どもに笑顔を向けた15の瞬間
ワークショップでは参加者が生理用品を手にディスカッションする場面も。冒頭では「正常な生理とは何か」が話題になったが妃は「椅子から立ち上がるときに心配になってしまうほど重い生理のときが一番最悪ですね」と率直に語っていた。また経済的な理由から生理用品を買えず、月経期間を家で過ごさなくてはならなかった女子学生のエピソードに耳を傾けていた。
ディスカッションでは生理用品につきまとうスティグマもテーマに。「もし友達と一緒に買い物に行って、みんなが小さいサイズや普通サイズのタンポンを買っているときに自分には大きいものが必要だったら気後れする?」「『私はあそこが本当に大きいんだな』とあなたが思う体のサイズのせいで生理用品が大きい訳ではないんですよ」と語り、生理用品のサイズが体型ではなく経血量で決まることを学生たちに改めてレクチャーしたという。新聞「デイリーメール」が報じている。
また妃は生理をタブーにしないためにも生理用品を家の中で隠すべきではないとアピール、「クローゼットから出しましょう」と呼びかけていた。またこのワークショップには男子学生も3人参加していた。妃は「男の子たちをこういった話し合いに参加させることはとても重要。私は世界中の多くの国に行ったけれど他の国の方が進んでいると思います」とコメント。参加した男子学生たちに「参加は勇気のあること」と話しかけていた。
王室はこのワークショップについて「生理に関する認識と教育を向上させ、この話題に関して普通に話せるようにすることを目的としている」と説明している。ソフィー妃の飾らない発言がその後押しになるのは間違いなさそう。