小型機が商業施設に墜落 搭乗の10人全員死亡、地上でも17人負傷 ブラジル
(CNN) 南米ブラジルのリオグランデドスル州グラマドで22日、小型機が商業施設に墜落し、搭乗していた10人全員が死亡した。地上でも十数人の負傷者が出ている。 国家防災当局によると、小型機は離陸した数分後、建物の煙突に衝突し、続いて住宅に衝突して家具店に突っ込んだ。吹き飛んだがれきは宿泊施設も直撃した。 地元当局によれば、地上では少なくとも17人が負傷し、墜落で発生した火災の煙を吸い込むなどして病院に運ばれた。負傷者のうち2人は重度のやけどを負っている様子だという。 小型機に搭乗していて死亡した10人は、全員が同じ家族だった。 現場からの映像には、建物前で火災が発生し、地面にがれきが散乱する様子が映っている。一帯には霧が立ち込めていた。 墜落の原因については空軍などが調査を続けている。 山間のリゾート地グラマドは観光客に人気があり、特にクリスマスの時期は大勢の人出でにぎわう。