トヨタ国内生産、4か月ぶり前年比上回る 中国での競争激化など影響で世界生産は減少
トヨタ自動車の今年5月の国内生産が4か月ぶりに前の年の同じ月を上回りました。 トヨタ自動車が27日に発表した5月の国内生産(トヨタ、レクサスブランド)は、前年同月比2.8%増の25万5314台で4か月ぶりに前年実績を上回りました。 後部座席のドアを開けるハンドルのスイッチに不具合があり、リコールを届け出たプリウスの生産停止の影響を受けたものの、工場の稼働日が前年同月より2日間多かったためです。 海外生産は、前年同月比7%減の55万6877台で前年実績を3か月連続で下回りました。中国で、価格競争の激化など厳しい市場環境が影響したということです。 国内生産と海外生産をあわせた世界生産は、前年同月比4.1%減の81万2191台で前年実績を4か月連続で下回りました。