<葬送のフリーレン>意外な一面を見せるヴィアベル そのギャップに「かっこよすぎて惚れる」との声も
「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第20話「必要な殺し」が1月26日に放送された。一級魔法使い選抜試験合格を賭け、フェルンたち第4パーティーとヴィアベルたち第8パーティーが激突する。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】隕鉄鳥(シュティレ)をめぐって第13パーティーと対峙するフリーレンら ■激闘を繰り広げる第4パーティーと第8パーティー 早々に隕鉄鳥を捕獲したフェルン(CV.市ノ瀬加那)たち。そんな3人から隕鉄鳥を奪おうとヴィアベル(CV.谷山紀章)たちは、彼らを強襲する。一対一での戦闘に突入する両パーティー。フェルンの相手となったのは二級魔法使い・エーレ(CV.伊藤かな恵)だった。上空から襲い来る彼女に対し、フェルンは基礎魔法を絶え間なく打ち込むことで応戦する。必死にこれを捌くエーレだったが、フェルンの手数の前に圧倒され、ついに魔法の直撃を受ける。 ユーベル(CV.長谷川育美)と相対したのは二級魔法使い・ヴィアベル。彼は“ソルガニール(見た者を拘束する魔法)”でユーベルの動きを封じ、彼女の殺害まであと一歩のところに迫る。そこにフェルンが姿を表し、エーレを殺したと嘘の告白をする。今回の試験の合格のためには、試験終了時にパーティーメンバー全員が揃っている必要がある。エーレが死ぬと試験失格が確定する第8パーティー。ヴィアベルは戦いから手を引き、エーレの様子を確認しに向かう。 その頃、第4パーティー所属のラント(CV.小松昌平)は第8パーティーのシャルフ(CV.村井雄治)と激闘を繰り広げていた。花弁を操りラントを追い詰めるシャルフ。しかし、シャルフが追い詰めたのはラントの分身だった。それに気付かず本物のラントに背後を取られたシャルフは容易に動きを封じられてしまう。結果、第8パーティーは第4パーティーからの敗走を強いられることとなった。 ■ヴィアベルが見せた意外な一面とは? 本エピソードではヴィアベルの過去にスポットライトが当たった。北部魔法隊出身で、過酷な戦場に度々直面してきたヴィアベル。彼はこれまで、必要とあれば女性や子供さえも殺してきた。しかし、ヴィアベルは殺人の度にためらいを感じていた。その結果、身動きの取れないユーベルを殺すにあたって“殺す覚悟のための時間”を要したのだった。 そんなヴィアベルの優しさは、パーティーメンバーであるエーレ、シャルフに対しても向けられる。フェルン、ラントとの戦闘によって負傷したふたりを助け、安全な場所へ運ぶヴィアベル。そんな彼にエーレは「その優しさが貴方が魔族と戦う理由なのかしら?」と質問する。この質問を「優しさなんかで命張れるか」と一蹴するヴィアベル。そして彼は過去に好きになった女性との約束を果たすため、今も戦い続けていることを明かした。 背景が存分に描かれた彼の今後の活躍に期待が高まったところで、エピソード後半で第4パーティーも隕鉄鳥の捕獲に成功する。グッと魅力を増したヴィアベルたちの動向にもチェックしていきたい。 ■ヴィアベルのかっこよさに視聴者からも称賛の声 本エピソード放送時、Xには多くの感想が投稿された。なかでも投稿が目立ったのはヴィアベルについてだ。エーレ、シャルフに優しさを向ける彼に対し、視聴者からは「ヴィアベルかっこよすぎて惚れる」「良いやつなんだよなーほんと」と称賛の投稿が相次ぐ。結果、「フリーレン」というワードは今週もトレンド入りを果たした。 本エピソード終盤にはフリーレン(CV.種崎敦美)たち第2パーティーとデンケン(CV.斉藤次郎)たち第13パーティーが相対する様子も描かれた。次週では、両者の決闘も描かれることだろう。 ※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」 ◆文=はるのおと