商業施設改修へクラウドファンディング 福島県会津若松市「會津商人館」 街なか活性化目指す
福島県会津若松市の神明通りに面する商業施設「會津商人館(あいづあきんどかん)」のリニューアルを手がけるデジタルマーケティング業SATORU(サトル、磐梯町)は、改修に伴う設備費や運営費の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。10月末まで、市街地活性化に思いを寄せる個人や企業・団体からの支援を受け付けている。 サトルは、施設を所有する神明通り商店街振興組合(堂平義忠理事長)から業務委託を受け、キッチン、オフィス機能を一体的に備えたシェア型の施設へと生まれ変わらせる。年内のオープンを予定している。創業や就労に踏み出しやすい場を提供し、施設のにぎわいを市街地に波及させたい考えだ。 当面の目標金額を200万円に設定した。協賛は3千円から3万円までと、法人限定の8万円から30万円までの各コースがある。返礼品として改装の経緯や思いなどを紹介する冊子「ストーリーブック」を制作し、協賛者名などを掲載して郵送する他、神明通り商店街で使える商品券や新施設の利用オプションなどを用意している。
葵高出身でサトル代表の橋本浩寿さん(36)は「夢や目標を持つ若者の挑戦を応援していく場所にしたい」と話している。 専用ウェブサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」から申し込める。