新NISAって本当にメリットあるの?”月5万円”で利回りごとにシミュレーション。「利用するまでの手続きが面倒」が26.7%に
新NISAの始め方
新NISAで投資を始めるには、銀行や証券会社などの金融機関で口座を開設する必要があります。 口座開設の手続きは店頭またはオンラインで行うことができ、オンラインなら手続きが数分で完了します。 口座開設にはマイナンバーが必要となり、マイナンバーカードをお持ちなら1枚で本人確認も行えます(通知カードの場合は、運転免許証などの本人確認書類が追加で必要となります)。 なお、NISAは1人1口座しか開設できないため、金融機関の選択は慎重に行いましょう。 投資先の選択肢が豊富なのは大手ネット証券ですが、取扱商品が多すぎて選べないという人は、銀行や対面証券などで口座開設するのもアリです。
新NISAを始める意味はある?
「老後生活に不安がある」「物価上昇に備えたい」、このように考えている人は新NISAを始める意味があります。 新NISAは非課税で運用できる期間が無期限となっているので、長期的な視点で運用を行えます。運用期間が長いほど安定した成果を得やすくなるので、老後資金の準備を目的に始めるのもおすすめです。 また、新NISAの口座で円預金以外の資産を保有しておくことがインフレ対策になるので、物価上昇によってお金の価値が相対的に低下するリスクに備えたい人にも向いています。 では、新NISAで積立投資を始める場合、どのくらいの運用益が見込めるのでしょうか。 月5万円で始めると仮定して、利回りごとのシミュレーション結果を見てみましょう。
【利回り別】月5万円で積立投資シミュレーション
積立投資のイメージを掴んでいただけるよう、毎月5万円ずつ、20年間積み立てたケースを想定し、利回り別にシミュレーションを行いました。 ※本シミュレーションは、実際の運用結果を保証するものではありません。 ●想定利回り3.0%×20年間 年利3.0%で運用できた場合、20年後の投資元本は1200万円、見込み運用益は442万円となり、元利合計で1642万円となります。 ●想定利回り5.0%×20年間 年利5.0%で運用できた場合、20年後の見込み運用益は855万円となり、元利合計で2055万円となります。 ●想定利回り7.0%×20年間 年利7.0%で運用できた場合、20年後の見込み運用益は1405万円となり、元利合計で2605万円となります。