道文教大付がPK戦制して2年ぶりの優勝…GK尾形芽が好セーブ連発…サッカー女子全道高校体育大会
◆サッカー◇全道高校体育大会 ▽女子決勝 道文教大付0-0(PK4-3)道大谷室蘭(19日・札幌市白旗山競技場) 女子は決勝で道文教大付がPK戦の末に道大谷室蘭を下した。全国高校総体(女子=7月30日初戦・北海道)に出場する。 道文教大付が息詰まる接戦を制し、2年ぶりの頂点に返り咲いた。5人目のFW成田咲蘭(3年)がゴール左隅に落ち着いてPKを決めると、ピッチ上で輪をつくって喜びを爆発。曽部妃加里主将(3年)は「去年(決勝で)負けているので熱が入った。本当にうれしい」と白い歯をこぼした。 シュート数は相手の2本に対し13本。終始攻め続ける展開が続いたが、前後半と延長計90分で決着はつかず。PK戦に突入すると、GK尾形芽生(3年)の読みが冴(さ)え渡った。1人目を膝でセーブすると、3人目のシュートにも反応してボールはクロスバーを直撃。好セーブを連発した。父・行亮さんがJFA北海道地域のGKコーチを務める守護神は「もうちょっと止めたかったですね」と苦笑いを浮かべながら、高校の公式戦では自身初のPK戦を振り返った。 全国高校総体女子サッカーは昨年に引き続き、地元北海道の室蘭で行われる。曽部主将は「北海道開催ということで、親もたくさん応援に来てくれる。全力で恩返ししたい。目標は日本一」と力強く言い切った。
報知新聞社