ウィリアム皇太子が怒鳴って激怒...。「大のメディア嫌い」皇太子とパパラッチの悲しい関係性
Netflix『ザ・クラウン』シーズン6の第5話で、エド・マクヴィー演じるウィリアム王子は父チャールズ皇太子(当時)に、カメラマンがこの世で一番嫌いだと不満をぶちまける。 【写真】生まれた瞬間から世界の注目の的!写真で振り返る、ウィリアム皇太子のロイヤルモーメント 1998年、ウィリアム王子とヘンリー王子はチャールズ皇太子に同行してカナダを訪問し、バンクーバー近くのウィスラーにスキー旅行に出かけた。ドラマでは、ドミニク・ウエスト演じるチャールズ皇太子がスキーの前に写真撮影の時間を設けなくてはならないと息子たちに告げると、ウィリアムは即座に拒否する。だが、チャールズは「ウィリー、そういうものなんだ。欲しがるものを与えれば、彼らは満足してあとは放っておいてくれる」と説得。
ところが、「僕はこういうのが大嫌いなんだ。いつも約束した以上のことを求めてくる」とウィリアム。チャールズは、それを受け入れて生きるしかないのだとさらに説得を試みるが、「でも僕は嫌いだ。メディアも群衆も。なぜいつも家族だけでどこかに行くと言って、僕らが一番嫌いな人々に会わせるんだ」と不満を言う。 若きウィリアム王子が実際にフォトグラファーやパパラッチにどんな気持ちを抱いていたのかはわからない。けれどこれまでに、スポークスパーソンを介すなどして間接的に何度か語ったことがある。 例えば、2007年にウィリアム王子とケイト・ミドルトン(キャサリン妃)がクラブから出てくるところが写真に撮られると、クラレンス・ハウス(当時のチャールズ皇太子の公邸でオフィス)のスポークスパーソン、パディ・ハーヴァーソンは次のように述べた。
「ウィリアム王子はロンドンにおけるパパラッチの脅迫的行為に不安を覚えました。彼とケイト・ミドルトンはクラブから出るところを写真に撮られた上、バイクや車で、あるいは徒歩のカメラマンに追跡されました。強引な追跡は危険をはらむ行為で、心配です。特に今でもこうした行為が行われているのは理解し難いことです」 ウィリアム王子の正確な描写ではないかもしれないが、ヘンリー王子は回想録『Spare』で次のように書いている。 「ウィリーとケイトは閉じ込められ、メディアや、パパとカミラに苦しめられている気がしたと私に言った。だから私は2015年、私たち3人のために立ち上がらなければならないと思った。だが、なぜメディアがウィリーを必死になって追いかけるのか、さらなる理由があると知ったのは、それから何カ月もたってからのことだった。まず、彼はメディアの思惑通りにしようとせず、家族に自由に立ち入らないようにして、彼らをイライラさせた。ケイトを自慢の競走馬のように連れ出すことを拒んだのが、やり過ぎだと思われたのだ」