【オリックス】育成3位の148キロ右腕が花咲徳栄で苦楽を共にした巨人ドラ1のサイン色紙持参し入寮「日本シリーズで対戦しよう!」
オリックスの育成3位・上原堆我投手(17)=花咲徳栄=が6日、高校の同僚で巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18)のサイン色紙を持参し、プロ生活をスタートさせた。他の新人5選手らと大阪・舞洲の選手寮「青濤(せいとう)館」に入寮。「やってやるぞって気持ちになった」と覚悟をにじませた。 2年半、苦楽を共にした石塚を「野球だけじゃなく、人間性の部分でも手本にしていた」と尊敬。ドラフト後は、自身の名前入りタオルと交換で「堆我へ 日本シリーズで対戦しよう! お互いに頑張ろう!」とのメッセージ入り色紙を授かった。「石塚は1位で行って、自分は育成。これを見て毎日頑張る」と自室の目立つ場所に配置。対戦する時は「インコースを攻めていければ」と真っ向勝負を宣言した。 「負けず嫌いな性格を前面に出した、強気の投球が持ち味」と自らを評した最速148キロ右腕。まずは、死に物狂いで支配下昇格をつかみ取る。(南部 俊太) 〇…オリックス・山下が「陸上トレ」での巻き返しを誓った。昨季14登板で3勝に終わった悔しさを胸に、陸上競技のトレーナーに入門。「速く走れるってことは、体を速く動かせているってこと。球速も速くなる」と、飽くなき探究心を口にした。第三腰椎分離症のリハビリ過程で、この日は大阪・舞洲で昨春より9キロ軽くなった99キロの体でキャッチボール。「1点台を目指す」と、新人王を獲得した23年の防御率1・61を超える目標を掲げた。
報知新聞社