ロシア極東で和太鼓の響き 「野武士」公演に市民2千人沸く
【ウラジオストク共同】ロシア極東ウラジオストク中心部の中央広場で21日、福岡県を拠点とする和太鼓集団「野武士」の野外公演が行われ、主催者によると、約2千人の市民らが広場を埋め尽くした。親日家が多い日本海沿岸の軍港が沸いた。 野外公演はウラジオストクで開催されている「第3回国際太平洋演劇フェスティバル」のプログラムの一環で21~22日に実施。ソ連崩壊後、日本に近いウラジオストクは日本との交流が盛んだったが、ロシアのウクライナ侵攻で日ロの文化交流がほぼ途絶。久々の「本物」の日本文化の登場に会場は熱気を帯びた。 侵攻を受け、対ロ制裁を科した日本をロシア政府は「非友好国」に指定した。