ホテルクラウンパレス浜松 大規模改装で「ANA」に 26年6月末までに開業
ホテルクラウンパレス浜松(浜松市中央区)など全国44のホテル・旅館を展開するホテルマネージメントインターナショナル(HMI、東京都)と英インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)が28日、戦略的リブランド提携に合意した。ホテルクラウンパレス浜松は2026年6月末までに、新ブランド「ANAクラウンプラザホテル」として新装オープンを目指す。 日本を訪れる外国人が増え続ける中、外資系ホテルの海外での高い認知度を生かし、地方にも訪日客を呼び込む狙い。IHGは愛知、高知県のホテルクラウンパレスと併せて大規模改装を行う。 ホテルクラウンパレス浜松はJR浜松駅近くに立地する。1988年に浜松名鉄ホテルとして開業し、2009年にHMIが買収した。192室。 東京都内で記者会見したHMIの比良竜虎社長は新型コロナウイルス禍の収束に言及し「本格的な国際観光の幕開けとなる」と指摘。「外国からのお客さま誘致への期待は非常に大きい」と話した。 HMIは4月、世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルと戦略的パートナーシップを結び、同市中央区のグランドホテル浜松を「浜松マリオットホテル」として新装オープンすることも目指している。
静岡新聞社