「え、ヤバ。鉄の15倍って…」ただの糸じゃないぞ…釣り具メーカーがとんでもない性能を秘めた糸を販売。
ルアーフィッシングにおいて大きな広がりを見せているPEライン。モノフィラメントラインと比較すると同じポンド数でも線径が圧倒的に細いため、キャスティングでは飛距離が段違いに飛ぶ。加えて直線強力が強く感度が高いというのも、ルアーフィッシングには適していると言えるだろう。ただ、そんなPEラインにも当然ながら弱点はあり、トラブルに悩むアングラーも決して少なくはないだろう。そんなPEラインの弱点を大幅に改善したPEラインが登場した。それが『ハードブル8+』だ。 【画像】「とんでもない原糸…」ハードブル8+のスペックと価格
ハードブル8+(シマノ)
ではPEラインの“弱点”とは何なのか? まずは耐摩耗性の弱さだ。ルアーフィッシングの対象魚はストラクチャーやカバーに付きやすい種類も多く、必然的にそういったスポットをタイトに攻める必要がある。しかし、PEラインは擦れに弱いので、タイトに攻めすぎると擦れてプツン…なんてこともあるだろう。加えてハリやコシがなく柔らかめなので、キャストの際にガイドに絡まりやすい、ベイトリールではバックラッシュしやすいというトラブルも多いはずだ。 これらを改善するために、ハードブル8+では一般的なPE原糸より太いHoneywell社のSpectra®を採用。この時点でもすでに耐摩耗性がアップしているのだが、さらに繊維表面に高結晶化層の形成と最外層へのシリコンコーティングを施すMX2工法で強化することで、ハリとコシを生み出すことに成功。テストでは水中での摩擦強度は一般的なPEラインと比較して約3倍の強さを発揮。 MX2工法により繊維表面に高結晶化層を形成。さらに最外層へのシリコンコーティングでハリとコシが生まれ、糸さばき性がアップ。水も弾きやすくなっている。 Honeywell社のSpectra®による原糸は既存のPEラインの原糸と比較して1本1本のサイズが太く、摩耗に強いのが特長だ。 キャストの際にはガイドへの絡み付きやベイトリールのスプールからの浮きも抑えられるので、スムーズなゲーム展開へと大きく貢献してくれる。 ラインナップはライトソルトゲームやバスフィッシング、ネイティブトラウトゲームに適合しやすい0.6号~6号の全10サイズを用意。さらに100m巻、150m巻、200m巻の3サイズ展開もユーザーには嬉しいところだ。新世代PEラインの使いやすさを是非体感して、自身の釣種とアジャストさせていこう。