限定ニューバランス 1906R、ブラックの別注プーマ スウェード、大人顔のアグ【東京スニーカー氏が選ぶ買うべき大人スニーカー3選】
UOMOプリント版の連載『教えて! 東京スニーカー氏』でもおなじみの小澤匡行さんが、数多の中から極私的なおすすめモデルを厳選。 【写真】2024年発売|東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカーをもっと見る
New Balance|M1906FH
「エディフィス限定の1906Rは、ニュアンスのあるホワイトにヒールパートだけブルーグレーという配色が美しいですよね。2010年のランニングシューズ『1906』をベースにソールを進化させ、今の空気感を落とし込んだ新型のようなデザインです。当時らしいテックな構造に、旬のカラーを使った、ある意味すごくファッション的なシューズ。UOMO読者なら誰でも“合わせやすい”と感じるでしょう。軽量で履きやすくて、モノとしても優秀。願わくはこの配色で、スエードのオーバーレイをスムースレザーにしたコンビパターンも見てみたいです」(小澤)
PUMA for TOMORROWLAND|PUMA SUEDE VTG
「MADE IN JAPANで別注したトゥモローランドの今作は、旧ユーゴスラビア製のスウェード VTGがベースということで、革靴のような細身の木型を使っています。足入れしてみると、革靴を履いているような感覚。ソールの縫い方、つま先のシェイプなど、そこまでヴィンテージっぽくする必要があるの? というくらい、こだわっている。カルチャーの匂いが強いプーマ スウェードのような名品は、大人になるにつれてハードルが高いスニーカーになってしまっている気がするんです。でもこの別注のように、40代にも似合うドレスアップ仕様にしてもらえると、名品を履くきっかけにもなっていいですよね」(小澤)
UGG®|Classic Slip-On Shaggy Suede
「北欧をはじめとする海外のインテリア誌を見るのが趣味ということもあり、このスエードのスリッポンを見たときに、モダンでナチュラル、かつラグジュアリーなインテリアを連想しました。そんな空間にポンとこのスリッポンが置いてあったらマッチするなと。アグは最近スニーカーも面白いデザインが増えていますが、ウィメンズや西海岸カルチャーの印象がありました。そんなタイミングでこの新テクスチャーに出会ったので、考えが変わりました。カシミヤニットのような上質なアイテムと合わせたいと思っています」(小澤) 小澤匡行「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。