なくそう飲酒運転 FM大阪が「SDD LIVE SUMMER EDITION」
大阪のFMラジオ局「FM大阪」の開局45周年を記念した「SDD LIVE SUMMER EDITION」が8日、大阪市浪速区のなんばHatchで行われ、初の単独ワールドツアーを終えばかりのガールズバンド「SCANDAL」らが1500人の観客を前に熱唱するとともに飲酒運転による事故などをなくしていくことを訴えた。
若者たちへ飲酒運転撲滅訴えるための音楽イベント
同局では、2007年から飲酒運転の撲滅と飲酒運転による重大事故根絶の啓発を図るプロジェクト「SDD=STOP! DRUNK DRIVING PROJECT」に取り組んでいる。 今回は年末に次いで飲酒機会が増え、飲酒運転事故件数が多くなる夏場に「車の免許をまだ取得できない」「お酒をまだ飲めない世代」に向けて、明日を担う若者たちへの啓発のための新たな飲酒運転撲滅のための音楽イベントとして実施された。チケット収入の一部は交通遺児等育成基金に寄付されるという。 ガールズバンドSCANDALがリーダーシップをとり、同局DJの遠藤淳と小早川秀樹がMCとして出演。会場に詰めかけたおよそ1500人のSDDメッセンジャーによる「STOP! DRUNK DRIVING」の掛け声でイベントがスタートした。
メンバー全員で「ルールを守って楽しい毎日を」
また、ライブ中には遠藤が飲酒運転による悲惨な事例を説明。「未成年やお酒を飲まない人たちも、お酒を飲んでいるにもかかわらず運転しようとする人に注意をすることが必要、みんなの力でなくすことができる」と呼びかけた。 SCANDALのメンバーも「本人ではなく周りの人が止めてあげる、言ってあげることが大事」とコメントし、メンバー全員で「ルールを守って楽しい毎日を」とSDDのメッセージを発信。7月にリリースした新曲「Stamp!」をはじめ、定番曲の「EVERYBODY SAY YEAH!」「SCANDAL BABY」など9曲を歌い、熱いステージを繰り広げた。 このイベントの模様は、17日に同局で放送される「遠藤淳のYou’ve Got a Radio!」(午後4時~同7時20分)で流される予定。