米を食べ比べ、うまさ実感 富山・神明小5年生、地元産4品種味わう
富山市神明小学校の5年生21人は23日、地元・神明地区で栽培された4品種の米を食べ比べた。米を炊く作業から取り組み、品種によってさまざまな味や食感があることを知った。 神明地区の若手・中堅農家でつくる「神明を農業で盛り上げる会」が、米についてより知ってもらいたいと初めて企画。同会が9月に実施した稲刈り体験に参加した5年生が授業の中で取り組んだ。 児童は各グループに分かれ「てんたかく」「コシヒカリ」「富富富」「てんこもり」の4品種と、コシヒカリの五分づき米と玄米を炊いた。火加減を調節しながら炊き上げると「いい匂い」とうれしそうな表情を見せ、それぞれを頬張った。最後に甘さ、硬さなど感じたことを図に表した。 新井夢月(ゆづき)さんは「てんたかく、てんこもりは少し硬く感じた。コシヒカリがもちもちして、甘みが強く一番おいしかった」と笑顔を見せ、岡田英里香さんは「同じ見た目なのに味が違った。家でも食べ比べてみたい」と話した。
同会の各川豊章さんは「子どもたちが品種の違いを分かってくれてうれしい」と語った。