冬&春アニメ、6大トピックス 『ガルクラ』『ヨルクラ』大ガールズバンド時代到来か!?
冬アニメ重大トピック3:オリジナルアニメの存在感
アニメ関係者と話していると「ヒットを見込みづらいから最近はオリジナル作品の企画が本当に通らない」とよく聞かれますが、冬アニメに限ってはオリジナルアニメの存在感が強烈でした。『勇気爆発バーンブレイバーン』は言うに及ばず、『SYNDUALITY Noir』(第2クール)や『ぶっちぎり?!!』『ぽんのみち』『明治撃剣-1874-』『メタリックルージュ』、そして『月刊モー想科学』と、好みはあるでしょうがそれぞれに個性を爆発させていました。こうしたオリジナル作品に関しては、原作のある作品に比べて注目度が低くなりがちなぶん、いい回があったら余計に褒めたくなりますよね。
春アニメのトピック1:『週刊少年ジャンプ』アニメが多いが……
ここ数クールの新作アニメで、『週刊少年ジャンプ』連載作とその他のジャンプ系列での連載作は同数か、もしくは後者(おもに『少年ジャンプ+』連載作)のほうが多いくらいでした。しかしこの春は以下のように、久々に『週刊少年ジャンプ』連載作が圧倒的に多いクールとなります。 【『週刊少年ジャンプ』連載作】 『鬼滅の刃』柱稽古編、『僕のヒーローアカデミア』(第7期)、『夜桜さんちの大作戦』、『SAND LAND: THE SERIES』、『ライジングインパクト』 【『少年ジャンプ+』連載作】 『怪獣8号』、『忘却バッテリー』 ただし『週刊少年ジャンプ』連載作で、フレッシュな新作と言えるのは『夜桜さんちの大作戦』のみ。本誌を読む限りアニメ化してもおかしくない作品はもっとありそうですが、安定を求めるならシリーズものや旧作が多くなるのでしょう。
春アニメのトピック2:「なろうアニメ」三国時代へ
この春も多くの「なろうアニメ」や異世界転生ものがありますが、『この素晴らしい世界に祝福を!3』、『無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~』第2クール、『転生したらスライムだった件 第3期』という、そうしたジャンルを代表すると言っても過言ではないような人気の3作が揃いました。 まさに「なろうアニメ」三国時代とも言える状況ですが、個人的には天才・稲垣隆行監督が(「イナガキタカユキ」名義で)手がける『Re:Monster』に南蛮のような存在感を放ってほしいところ。読者のみなさんはどの作品に期待を寄せているでしょうか?