女子バスケ日本代表五輪出場決める 恩塚亨ヘッドコーチ(中津出身)「パリで恩返ししたい」
激戦を制してパリへ。大分県中津市出身の恩塚亨ヘッドコーチが率いる女子バスケ日本代表が、パリオリンピックの出場権を獲得しました。 12日未明までハンガリーで行われた女子バスケのパリオリンピック世界最終予選で、勝てばオリンピック出場が決まる日本は世界ランキングで格上のカナダと対戦しました。試合は開始直後から一進一退の展開になりました。 戦術の分析を得意とする恩塚ヘッドコーチは、ハーフタイムにパソコンを使って後半の展開を組み立てます。 第3クオーターに入って日本は高さに勝るカナダに同点に追いつかれると、直後のタイムアウトで恩塚ヘッドコーチがチームにゲキを飛ばします。 (恩塚ヘッドコーチ)「やられたらやりかえすぞ」 激しいシーソーゲームになった試合は、試合終了まで残り3分で日本の宮崎がドライブからレイアップシュートを決めて、2点を勝ち越します。さらに難しい体勢から山本のシュート。スピードで勝った日本は粘るカナダを突き放し、86対82で勝利。3大会連続のオリンピック出場を決めました。 (恩塚ヘッドコーチ)「チーム一丸でつかみ取った勝利。本当に嬉しいです。たくさんの方々に応援してもらって、エネルギーをもらいました。パリで恩返しできるようにまた頑張りたいです」 3年前の東京オリンピックでは史上初めて決勝に進出し、銀メダルを獲得した日本。パリオリンピックの女子バスケは7月27日からはじまり、恩塚ジャパンは初の金メダルを目指します。
大分放送