ポン・ジュノが太鼓判 チョン・ユミ×故イ・ソンギュン『スリープ』6月28日公開決定
韓国スリラー映画『Sleep(英題)』が、『スリープ』の邦題で6月28日に日本公開されることが決定した。 【写真】イ・ソンギュンとチョン・ユミが横たわるポスタービジュアル 本作は、ポン・ジュノの助監督という経歴を持つ新鋭ユ・ジェソン監督のデビュー作。第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間、および優れた新人監督に与えられるカメラドール部門に選出されており、本国興行収入ランキングでは初登場第1位を獲得。ポン・ジュノも「ここ10年で観た中で最もユニークかつ恐ろしい映画。平凡な日常の空間で予測不可能な物語が繰り広げられる、スマートな監督デビュー作。ぜひスクリーンで味わってほしい」と称賛している。 ある夜、隣で眠っていた夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」と呟く。その言葉をきっかけに始まった、幸せな夫婦生活を蝕む“それ”。毎夜訪れる夫の異常行動に恐怖を覚える妻スジン。しかし、睡眠クリニックの受診を決意した夫婦に、スジンの母は巫女から授かった謎の御札を勧めてくる。夫婦を悩ませる“それ”の正体は、果たして……。 夜が訪れる恐怖に怯える妻スジンを『82年生まれ、キム・ジヨン』や『トガニ 幼き瞳の告発』のチョン・ユミが演じ、無意識の異常行動をきっかけに眠ることに恐怖を抱く夫を『パラサイト 半地下の家族』、『最後まで行く』のイ・ソンギュンが務める。2人は『Lost in the Mountains(英題)』、『教授とわたし、そして映画』、『ソニはご機嫌ななめ』に続く4度目の共演。登場人物のキャラクターを掘り下げ、物語をより良くするためのアイデアを提案して監督をサポートした。なお、イ・ソンギュンは2023年12月に逝去しており、本作が没後、初めての日本劇場公開作品になる。 あわせて公開されたビジュアルは、スジンとヒョンスがゴージャスなシーツの上に横たわっている姿が切り取られたもの。スジンが身を包む赤いドレスは、どこか不穏な気配を感じさせながらも、美しい印象的なデザインになっている。2人の間には「目覚めだすー」というキャッチコピーが添えられ、「幸せな生活を蝕む“それ”の正体とは」という言葉と合わせて、夫婦に訪れる得体の知れない恐怖が一体何なのかを想像させる。 また、4月5日より本作のムビチケ前売券(オンラインのみ)の発売がスタートする。
リアルサウンド編集部