【陸上】5月の日本選手権10000mでも電子ペーサー導入 パリ五輪選考会として静岡で開催
日本陸連は今年5月3日に静岡・エコパスタジアムで行うパリ五輪代表選考会を兼ねた第108回日本選手権10000mにおいて、電子ペーサー(ウエーブライト)を導入すると発表した。 塩尻和也27分09秒80の日本新V!太田智樹、相澤晃、田澤廉が歴代2~4位マークの超高速レース/日本選手権10000m 電子ペーサーはLEDライトをトラックの縁に1mおきに400個配置し、いくつかのペース設定に合わせて光ることでペースを示すもので、記録を狙う目安となる。また、観客も色鮮やかな演出とどんなペースで進んでいるかわかるため好評となっている。 海外ではダイヤモンドリーグ(DL)や長距離特化の記録会などで採用され、国内では昨年のホクレンディスタンスチャレンジや八王子ロングディスタンスなどで実施されるなどし、12月に行われた第107回日本選手権10000mでも導入。 そこでは男子の塩尻和也(富士通)が27分09秒80の日本新を樹立したほか、太田智樹(トヨタ自動車)、相澤晃(旭化成)、田澤廉(トヨタ自動車)が日本歴代2~4位をマークするなど好記録が続出した。 5月の日本選手権10000mでは参加標準記録(男子27分00秒00、女子30分40秒00)を切っている選手が優勝した場合、パリ五輪代表に内定。なお、現時点での突破者は女子の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)となっている。 パリ五輪代表選考会となる日本選手権のその他の種目は6月に行われる。
月陸編集部