島根県内でクマ目撃情報相次ぐ…松江市など都市部の“生活圏”に侵入「草を踏み荒らしたような跡」も
6月10日から11日にかけて、島根県内でクマの目撃情報が相次いでいる。 画像(資料):島根県提供 松江市東出雲町揖屋の国道9号線では、10日午後4時すぎ、車で走行していた人が道路上にクマがいるのを発見し警察に通報した。 松江市の職員と猟友会員が付近を調べたところ、道路沿いのフェンス近くでクマが草むらを踏み荒らしたような跡が見つかった。クマの大きさや逃げた方向など詳しいことはわかっていない。 5日には松江市宍道町の国道54号線で、走行中の軽自動車が道路を横断していたクマと衝突する事故が発生している。 一方、雲南市では10日夜遅く、幼いクマが目撃された。クマが目撃されたのは、雲南市加茂町大西の市道で、10日午後11時20分ごろ、車を運転していた人が、子どもとみられるクマを発見し、11日朝に雲南市役所に連絡した。 市によると、雲南市加茂町でクマの目撃情報が寄せられたのは6月に入って4件目で、3日と4日にも子どもとみられるクマが目撃されている。 また県西部の浜田市治和町でも11日午後5時前に、県営住宅・周布団地付近でツキノワグマが目撃された。市と警察が、目撃現場付近のパトロールを行うなど警戒を強めた。目撃現場の周辺では、9日にも寺の境内でクマが目撃されている。 市は、早朝や夕暮れ時に外出する場合は、鈴、ラジオなど音の出るものを身に着けるなど注意を呼びかけている。
山陰中央テレビ