【漫画】デスゲームなのにツッコミが追いつかない…息もつかせぬ怒涛のギャグ展開が「セリフ全てが好き!」と話題に
コミックの映像化やドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は小山コータローさんの漫画「ガスマスク」を紹介する。作者である小山コータローさんが2月18日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、7.5万件を超える「いいね」を寄せられるなど、とんでもないテンポで突き進んでいくギャグが大きな話題を呼んでいる。本記事では小山コータローさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。 【漫画】助かるのは1人のみ…死の危機に追いやられたカップルのとんでも解決策 ■目を覚ませば知らない密室に誘拐されていたカップルが言い渡されたのはデスゲーム 「ハッ、ここはどこだ!」ガバッと起き上がった男性。あたりを見回すと、横たわっている女性を発見する。どうやら顔見知りだったようで「ミユキちゃん!」と慌てて駆け寄るのだが、ミユキは既に起きていてゆっくりとくつろいでいた。「よかった、実家の居間くらいくつろいでた」ほっとする男性に、ミユキが視線を向ける。 「サトシ君…私達この部屋に閉じ込められたの。最悪の状況よ…」くつろいでいる割に深刻そうな雰囲気を出すミユキに、「今が最悪なら後は上がるだけっしょ!」と返すサトシ。すぐさま「浅いポジティブの安売りやめて」と怒られてしまう…そんなとき、部屋に備え付けられたモニターに誘拐犯と思われる男が映し出された。 「ククク…目覚めたようですね」「アイツは…!今オススメのアーティストだ!」「DAMチャンネルじゃないです」ハイスピードなギャグの応酬を交わしながら、ミユキがサトシに声をかける。「アイツはカップルを狙って殺人ゲームを楽しんでいる…サイコパスよ!」話していると、突然壁が開いてガスマスクが落ちて来る。「今からこの部屋に『毒ガス』が噴射される……ガスマスクは予算の都合でそのひとつのみ…ククク」「さて君達はどちらが助かる道を選ぶ?ククク」迫られる究極の選択、そして飛び出して来る毒ガスの噴出口。サトシとミユキが見せた回答は… 同作の予想もできない展開とハイスピードなギャグが話題を呼び、SNSでは「セリフ全てが好き!」「彼女もお笑い体質やないか!」「カレー食べながら見てたんですが、危うく福神漬けを見失うところでした…」といった声が相次いでいる。 ■爆速の展開とまさかのラスト、冴えたギャグが鋭過ぎる ――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。 毎日違う設定の漫画を描くので、ちゃんとしたキッカケってないんですけど、たぶんデスゲームを題材に描こう~と思った時にガスマスクのデザインって面白いな~と思って描いたような気がします! ――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 特に何も起こらなかったしだれも大きく損はしてないというところです!読者の心を動かさないのが目標なので。 ――ボケ体質なサトシですが、普段はミユキにどういう扱いを受けているのでしょうか。 たぶん、結構グイグイ引っ張るタイプなんですよ。優しいし。でも免許もお金も持ってないので基本徒歩ですね。 ――ミユキはなぜこんなにも落ち着いていられるのでしょうか。 ミユキは先日パワーストーンを買ったばかりなのでどうにかなると思ってます。 ――最後の解決方法を思いついたのはサトシ、ミユキのどちらだったのでしょうか。 あれはミユキです。サトシはとりあえずミユキに寄り添ってます。優しいので! ――怒涛の勢いでボケがはさまる小山さんの作品。ボケの間隔など、特に意識していることはありますか。 基本的にはみんな真剣なんです真面目で。第三者が見たら面白いけど、その世界ではみんなそれぞれの正義をもって動いてます。そこです! ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 いつも読んでくれてる人も、これから読んでくれる人もしんどい世の中ですがみなさんにとって少しの休息になればと思って漫画描きまくってます。今後ともよろしくお願いします!