花と緑のまちづくり 苗木無料配布や体験も 飯田都市緑化祭【長野県】
長野県の飯田都市緑化推進協議会が主催する「飯田都市緑化祭~花と緑のまちづくり~」が27日、2日間の日程で開幕した。シャクナゲの苗木の無料配布や参加型の催しがあり、初日は花の愛好家や家族連れらでにぎわった。28日まで中央公園多目的広場(旧市公民館前)で開かれている。 50種類以上の花木の販売の他、ツリークライミング体験、庭園や作業機械の展示などで来場者を迎えた。無料で楽しめるコーナーが並び、夢中になって楽しむ子どもの姿も見られた。 開会式で、推進協の小田切通利会長は「培った知識と経験で素晴らしい環境を維持し、花と緑に親しむきっかけにもなれば」と願った。高田修副市長は市のシンボルとなっている「りんご並木」を例に、自然が持つ多様な機能を持続可能な社会の基盤に生かす「グリーンインフラ」に触れた上で「歴史の上に立ち緑豊かで、潤いのある街づくりを進めていく」と述べた。 2日目は午前9~午後3時で、午後1時に苗木配布の整理券を配る予定。 地域住民の緑化や緑地保全への意識を高めてもらおうと1977(昭和52)年に始まり、48回目。中心市街地に活気を呼び込もうと、今年も市内を巡るウオーキング大会「やまびこマーチ」と同時開催した。