「6億円を呼ぶ」イカキングも健在 イカの駅つくモールが営業再開 石川・能登町
能登半島地震による揺れや津波による被害で休業を余儀なくされていた石川・能登町の観光交流施設「イカの駅つくモール」が営業を再開しました。連日、大勢の買い物客でにぎわっています。 【写真を見る】「6億円を呼ぶ」イカキングも健在 イカの駅つくモールが営業再開 石川・能登町 日本百景の一つ能登町の九十九湾に2020年にオープンした「イカの駅つくモール」 元日の地震で、護岸など建物周辺は損傷し、さらに津波により店舗の中まで浸水するなど大きな被害を受けました。 イカの駅つくモール・林生一郎駅長「これが津波の跡で、九十九湾から襲ってきた」 当初は再開の見込みが立たなかったものの、待ち望む地元の人たちの声に背中を押され、地震から3か月あまりがたった8日、99日ぶりの営業にこぎつけました。 店内では小木港で揚がったスルメイカの加工品や能登の地酒など地元の特産品の販売がはじまり、オープンと同時に大勢の買い物客が訪れていました。 金沢から訪れた客「嬉しいですね、やっとここまでできればレストランもやってほしいですけど」「とろろ昆布を買って。応援になればと思って」 イカの駅つくモールといえば、2021年に設けられた巨大なイカのモニュメント「イカキング」が話題になりました。 能登町が新型コロナ対策の国の交付金を使って設置をしたところ、メディアなどで批判的に取り上げられることもありましたが、1年4か月の間で6億円の経済効果があると算出されるなどしました。 イカキングの存在は宣伝効果もあるとされ、イカの駅つくモールは自信を深めて施設の運営を続けてきました。イカの駅つくモールの営業再開は、周辺のお店にとっても大きな援護射撃になる出来事のようです。 地元の酒造会社「近くの集客の強い店が、やっと復活してくれて、助かります。イカのオブジェにしても、人が集まる所がこういう所しかないのでやってくれてうれしいです」 イカの駅つくモール・林生一郎駅長「輪島・珠洲、色んな地域の皆さまの商品を、これからも変わらず奥能登をアピールして行きたいなと思っていますし」 飲食ブースの再開は未定ですが、イカの駅つくモールは当面の間午前11時から午後2時までの時短営業となるということです(水曜日は定休日)
北陸放送