”ロマンス詐欺”で専門学校の教員が約80万円をだまし取られる SNSで甘い言葉をかけられ恋愛感情に… ダイレクトメッセージで知り合い親密な関係に…
SNSで甘い言葉を投げかけ恋愛感情を抱かせるロマンス詐欺で、48歳の専門学校の男性教員が”日本人女性を名乗る人物”に「高額な利益を稼ぐことができる」と暗号資産への投資を呼びかけられ、現金約80万円をだましとられたことがわかりました。 警察によりますと滋賀県栗東市に住む48歳の専門学校の男性教員に3月上旬、突然、SNSで日本人女性を名乗る人物からダイレクトメッセージが届きました。男性教員は”日本人女性を名乗る人物”と10日ほどメッセージのやり取りをする間に恋心を抱きました。 すると、男性教員に対し”日本人女性を名乗る人物”は「国際取引所で取り引きをすれば100倍の取引ができ、少量の資金で高額な利益を稼ぐことができる」「一緒にしないか」などと暗号資産の投資話を持ちかけました。 男性教員は約20日間で5回にわたり合計約80万円を送金し、アプリ上では約300万円の利益が表示されていたということです。途中、男性教員が暗号資産を日本円に換金しようとしたところ、”日本人女性を名乗る人物”は「国際取引なので手数料を支払う必要がある」「換金手続きには州税を払う必要がある」などと説明し、換金させないようにしたということです。 その後、男性教員は利用している銀行から、暗号資産について「大丈夫なのか、調査が必要ではないか」と言われ、投資アプリを調べたところ、偽物だと気付いたということです。男性教員は約80万円をだまし取られていて、警察は事件の実態解明を進めるとともに、SNSを通じたロマンス詐欺に注意を呼びかけています。