TARAKOさん、病室での収録で「大丈夫」重い病患うも明るく振る舞う「まる子」関係者明かす
アニメーション監督の高木淳氏らが17日、フジテレビ系「星になったスターたち」(火曜午後7時)にVTR出演。フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)で「まる子」役を演じ、3月に63歳で亡くなった声優のTARAKOさんの秘話を語った。 【写真】車いす姿でも笑顔のTARAKOさん 同番組は今年亡くなった方々の功績と人柄を振り返り、故人をしのぶヒューマン・ドキュメント・バラエティー番組。同局の貴重なアーカイブ素材に加え、関係者からの貴重なエピソードも明かされた。 アニメ第1期から制作に携わり、現在監督を務める高木氏は「『ちびまる子ちゃん』がアニメになる段階で、さくらももこ先生ご本人がTARAKOさんの声を聞いて、この人しかいないという形になった」と明かした。 本人の意向で病名は明かされなかったが、重い病を患ったあともTARAKOさんは仕事関係者の前では明るく振る舞っていたといい、「全然変わらず収録には来ていたのでまさかという感じでした」と話した。 音響監督の早瀬博雪氏も病室での収録に伺った際について「本人の元気さは変わらず、辛い顔を見せたくなかったんでしょうね」。TARAKOさんには「信じてる」と言われたと明かし「どういう意味か把握する前に『大丈夫だよ』という言葉が出たので、今までのTARAKOさんの性格を考えると『絶対にあの現場に戻るから待っててね』という意味だったと思う」と証言した。