【山口県】周公大と新南陽高が連携協定 教育プログラムの開発や課題解決
山口県周南市の周南公立大(髙田隆学長)と新南陽高(河村圭校長)は2月28日、双方の交流による教育プログラムの開発や地域課題の解決などを目的とする教育連携協定を結んだ。 同大は学生が地域の問題を見つけ解決策を提示する「地域ゼミ」やボランティアなどの地域活動に取り組み、一方で同校は、主体的に課題を見つけ解決する「探究的な学び」を重視している。 協定の締結で、今後は同大のゼミや地域活動への高校生の参加、同高の授業への大学教員や学生の参画などを通して、新しい教育プログラムの開発、両者の協働での地域課題の解決を目指す。 同高から同大への2023年の合格者は推薦入学を含め9人。周南地域の高校の同大の推薦枠は87で、今後は他校との連携も視野に入れる。 髙田学長は「高校生、大学生が一緒の地域を学びとした活動ができることが、一番のメリット」▽河村校長は「大学の学びに早い段階で触れることで、大学の学びを意識して高校の学びを充実させることを期待している」と話した。