【ボクシング】20日にWBC防衛戦の中谷潤人、同日に世界挑戦のオラスクアガが日本到着 ロスで40日間の練習終えた中谷は充実の表情
ボクシングのトリプル世界戦(20日、東京・両国国技館)で防衛戦を行うWBCバンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=と、WBOフライ級王座決定戦に出場する同級3位アンソニー・オラスクアガ(25)=米国、帝拳=が3日、羽田空港着の航空機で日本に到着した。中谷は第2の拠点、米ロサンゼルスで約40日の集中練習を終えての帰国だ。 「スパーリングは90ラウンドぐらい。相手の嫌がるところにしっかり強いパンチを振っていくというところを意識し充実した練習を積めました」と、中谷は胸を張った。挑戦者の同級1位アストロラビオ(フィリピン)は19勝(14KO)4敗とKO率の高い強敵。中谷は27戦全勝(20KO)だ オラスクアガは、中谷が中学卒業後に単身渡米して以来の親友。今後は相模原市の中谷家に滞在しながら決戦に備える。 日本での試合は昨年4月に代役としてWBA・WBC統一ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)に挑み、激戦の末に敗れて以来。「前回よりも準備ができていて、前回より自信がある。大きい舞台で、潤人と2人で世界チャンピオンになりたい」と力を込めた。戦績は6勝(4KO)1敗。20日の対戦相手、WBOフライ級2位・加納陸(大成)は22勝(11KO)4敗2分けだ。試合はアマゾンの配信サービス、プライムビデオが独占生配信する。
中日スポーツ