大谷翔平、ヤンキースの“レジェンド”たちからインタビュー受ける「ショーヘイ、コンニチワ」ジャッジとの対決「エキサイトしている?」
◇20日(日本時間21日) リーグ優勝決定シリーズ第6戦 ドジャース10―5メッツ(ロサンゼルス) ◆大谷翔平の妻・真美子さん、ドジャースのリーグ優勝に歓喜【写真複数】 大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)が所属するドジャースがメッツに大勝。4年ぶり、20世紀以降で22度目のリーグ優勝を果たした。25日(同26日)に当地で開幕するワールドシリーズで、ヤンキースを相手に2020年以来8度目のワールドシリーズ優勝を目指す。 大谷は「1番・指名打者」でフル出場し、4打数2安打、1打点1四球。球団新記録の「単一ポストシーズン(PS)シリーズ17出塁」も達成した。 試合後は全米中継局FS1が誇るレジェンド解説者陣の『ザ・キャプテン』ことデレク・ジーターさん、デビッド・オルティスさん、『A―ロッド』ことアレックス・ロドリゲスさんからインタビューされた。 まず最初に、大谷は「きょうはきょうで、みんなでお祝いして明日からまた切り替えて、本当に最高のゲームだったなと思う」とコメント。 A―ロッドから「ショーヘイ、コンニチワ」と日本語のあいさつ後に「ここに来て2年目(実際には1年目)で世界中が注目する中、君と世界最高の2人の選手であるジャッジがいるヤンキースとワールドシリーズで相まみえることにどれほどエキサイトしている?」と聞かれると、「本当に強い素晴らしいチームだと思うので、ジャッジ選手ももちろん素晴らしいが、他の選手たちも素晴らしい選手が多いので、全員で向かっていかないと勝てないんじゃないかと思うし、本当に全員で頑張りたいと思っている」と答えた。 次にオルティスさんから「君は今年のMVPだ。DH(指名打者)でやる難しさは?」と、称賛とともに振られ、「試合状況が読みづらかったりとか、逆に投げているときは自分で試合状況をつくっているんで分かりやすいが、DHというのはそういうところが一番難しいかなと思う」と明かした。 ジーターさんの質問は「いま、この瞬間のためにドジャースと契約したわけだが、10月の野球はどれくらい楽しい?」。これに対し、大谷は「シーズンもシーズンできつい試合も多かったし、ただ、その162試合をこうやってファンの人たちと頑張ってきて、最後の最後でこういう短期決戦ができるというのは本当に自分にとって特別な瞬間だな、と毎試合思っている」とした。 ここで、オルティスさんから自身をあしらったデザインのTシャツをプレゼントされ、「You are the man(おまえは男の中の男だ)!」と称賛。大谷も「サンキュー」と和やかな笑みを返した。 最後に、マット・バスガーシアン実況は「大谷翔平は明らかに今季のMVPです。そして、彼は1イニングたりとも投げることなく2年連続3度目のMVPを間違いなく獲得するのです」と、誇らしげに断言。さらに「契約の長さ(10年契約)を考えると、4、5、6度目のMVPに輝くことだってはあり得ると思います」とすると、ジーターさんは「みんな、彼のことを『(唯一無二を意味する)ユニコーン』と呼び、誰彼と比較したりするが、比較対象などいないんだ。この惑星上でいま彼がやっているのと同じことができる者など存在しない」と評した。
中日スポーツ