生理日管理アプリ「ルナルナ」担当者に聞いた、令和の初経(初潮)事情と「生理教育」のタイミング
日々の体調管理に、アプリで生理日や気分などを記録している方は多いのでは? 中でも愛用者の多いものといえば、2000年にスタートした女性の健康情報サービス『ルナルナ』です。 【画像4枚】すっきり見やすいシンプルなデザイン!『ルナルナ』の初経(初潮)ならではの特徴に寄り添う「ジュニアモード」画面を見る 愛らしいウサギのアイコンで知られる同サービスは、産婦人科医師監修のもと、女性のライフステージの変化に合わせて進化! 低用量ピルの服薬を支援する 「ピルモード」、更年期の対象となる女性をサポートする「エイジングモード」も追加し、この3月からは、小学生・中学生むけの「ジュニアモード」が登場して注目を集めています。 そこで、「ジュニアモード」の開発を担当されたルナルナ事業部・小林さんと芥川さんのもとへ。子どもの生理や性教育との向き合い方を伺いました。
性教育は5歳からできる
多くの学校では、小学3年生から保健の授業がはじまり、思春期を迎える小学4年生から“性”について扱いはじめるそうです。しかしそれより前の「5歳ごろから性教育ははじめられます」とは、ルナルナ事業部・小林さん。また「小さなうちから、ご家庭で気軽に話せる環境をつくることをおすすめします」と続けます。 「ユネスコが掲げる『包括的性教育』によると、からだや生殖の仕組みをはじめ、人間関係や性の多様性、ジェンダーの平等、性暴力の存在、自分の権利を守ることなど、ひいては子どもたちの健康とウェルビーイング(幸福や喜び)、尊厳といった、生きていく中で大切なことを5歳から学びはじめようと提唱されています。 最初は、みだりに他人に見せたり触らせたり、また他人が見たり触ったりさせない大切な場所=プライベートゾーンの重要性を伝えるところからでOK。また、お母さんとだけでなく、お父さんとも小さなころから性について話す機会があれば、家族間での性教育のハードルがぐんと下がるはずです。 そして、女の子だけでなく男の子にも、女性のからだに起こることについて話すのもよいでしょう。小さなころから理解していれば、思春期になって変にアレルギー反応を起こしたり、生理をからかったりといったこともなくなると思います」(小林さん)