吉田正尚が1安打を放つも6回の第3打席で交代 前日4安打の活躍もあったが代打出される起用
◆米大リーグ レッドソックス―カブス(28日・米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイ・パーク) レッドソックスの吉田正尚外野手が28日(日本時間29日)、本拠地でのカブス戦に「6番・DH」で先発。2―0の6回先頭で回った打席で、代打を出されて交代した。 レッドソックスのベンチが不可解に動いた。5回2死一塁でウォンが打席に入った際、ネクストバッターズサークルには、次の吉田ではなく、右打ちのレフスナイダーがいた。マウンドは、カブスの2番手左腕ラブレディー。ウォンが中飛で3アウトになり、ここでの交代はなかった。 しかし6回の相手マウンドが3番手右腕アルモンテだったにも関わらず、吉田の登場はなし。代打レフスナイダーがコールされた。 この起用には地元テレビ局も反応。「これは一体、どういうことでしょうか。どっちにせよ、レフスナイダーということですね。吉田に(体調面)何も問題がなければ良いのですが」と実況アナも疑問を残した。攻撃が始まる前、吉田はベンチ裏に下がっていたわけではなく、通訳と共にコーラ監督の後ろで指示を待つ姿が全米中継のESPNの放送では映っていた。 吉田はこの日、第1打席に一ゴロ。第2打席は2点リードとなった3回、2死一塁から、中前打を放って2打数1安打、打率は・275となっていた。前日の同カードで6戦ぶりの先発出場し、5打数4安打と活躍していた。 代打のレフスナイダーは四球を選び、2死後、ラファエラの右越え二塁打で一、三塁から、ドゥランが中越え2点三塁打を放って4―0。結果的に、代打起用は成功した形となった。
報知新聞社