ボウリング場にデイサービス!? おしゃべりしながらでも全身の筋肉を使うから健康維持に役立つ 呉市で4月に併設施設オープン
ボウリング場に併設したユニークな通所介護施設「ヒロデイサービスセンター」が4月、広島県呉市内で開所する。全身の筋肉を使うことで健康維持に役立つとして、ボウリングをケアプランなどに活用してもらう方針だ。 【写真】通所介護施設を併設するテンポイント広ボウリングセンター 同市広白石2丁目のボウリング場「テンポイント広ボウリングセンター」を運営する清水開発(呉市)が、テンポイントの2階に設ける。定員25人。約360平方メートルの室内は全面ガラス張りで開放感があり、談話スペースや休憩室、浴室などを備える。 1967年の開業当時からテンポイントに通う地域の高齢者も多い中、安心して余生を楽しんでもらいたいと手がけた。ボウリングはおしゃべりしながら楽しめる有酸素運動として、健康維持に効果があると再注目されている。ケアプランに組み込んでの利用も促す。施設内での簡易ボウリングや健康マージャンなども用意する。 ボウリング仲間7人と内覧に訪れた米山睦子さん(81)=広白岳=は「明るい雰囲気で要介護になっても安心。ここならボウリングもずっと続けられそう」と笑顔だった。 施設では著名料理家のレシピで作った食事も提供する。管理者の清水昌美さん(56)は「ボウリング場に併設する通所介護施設は全国でも珍しいと思う。運動と食の両輪で、地域の皆さんが長く元気に過ごせるようサポートしたい」と話す。
中国新聞社