火災相次ぐ、千葉県内に注意報発令 千葉市内で2人死亡 空気乾燥に注意
30日深夜から31日未明にかけて千葉市内の集合住宅で火災が2件あり、2人が死亡した。千葉県内は空気が非常に乾燥しており、銚子地方気象台は31日、全域へ乾燥注意報を発令。1日も空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに注意するよう注意を呼びかけている。 ◆団地火災1人死亡 千葉市美浜区の幸町団地 千葉市美浜区幸町2のUR都市機構「幸町団地」=5階建て=で、30日午後11時20分ごろ、近隣住民から「1階から焦げ臭い匂いがして、煙が上がっている」と119番通報があった。1階の一室が焼け、室内にいた高齢男性が搬送先の病院で死亡が確認された。 千葉西署によると、男性は1人暮らし。延焼はなく約1時間後に鎮火した。同署は出火原因を調べる。 ◆アパート火災1人死亡 千葉市中央区 31日午前3時半ごろ、千葉市中央区東千葉1の2階建てアパートで「炎と煙が見える」と近隣住民から119番通報があった。1階の105号室が燃え、室内から年齢性別不明の遺体が見つかった。千葉中央署は身元と出火原因を調べる。 同署によると、同室は1人暮らし。2階の一部とアパート前に駐車していた車2台も焼き、約3時間半後に鎮火した。他にけが人は確認されていない。