公用車で通勤や帰省、走行距離2100キロの不正利用で岡山市職員を処分…別の職員が給油で気づく
岡山市は8日、通勤や帰省に公用車を不正に利用したとして、環境局の副主査級の40歳代男性職員を減給10分の1(6か月)の懲戒処分にした。
市人事課によると、男性職員は昨年12月~今年9月、市外にある自宅からの通勤や広島県内の実家への帰省のために、13回にわたって公用車2台を不正に利用した。走行距離は約2100キロに上ったという。
9月6日に公用車に給油した別の職員が、10日に利用する際、ガソリンがほとんどなくなっていることに気づき、不正利用が発覚。男性職員はバイクや電車で通勤しており、「天候が悪いときに甘い気持ちから利用した」と話したという。消費したガソリンの代金約2万7500円は市に返却した。
男性職員は合鍵を利用しており、市は9月以降、管理職が鍵を厳格に管理するようにした。