創立150周年の節目祝う 全校児童346人らで記念式典 館山小学校(千葉県)
創立150周年を迎えた館山市の館山小学校(神作正孝校長・児童数346人)で11日、記念行事が開かれた。保護者、来賓らを招き、150年の節目を祝い、さらなる発展を願った。 同校は明治6(1873)年7月、同市館山の長福寺を仮校舎として創立。区ごとの統合と校舎の移転を経て、大正11年に現在の場所に校舎を建設。 昭和50年以降は、文部省や県教委から度々指定を受けて研究を重ねており、平成17年からは「進んで学習する子どもの育成を目指して」を研究主題に、児童の学習力と教師の授業力の向上を図る「館小モデル」の研究を継続している。 記念行事には、石井浩己館山市教育長、歴代校長、地元区長会らが来賓として参加。神作校長のあいさつや石井教育長の祝辞、記念品の紹介、6年生によるお祝いのメッセージが披露された。 神作校長はあいさつで、「当たり前のようにあいさつができたり、思いやりの気持ちを持って接したり、5・6年生がリーダーとして頑張っているのは、多くの卒業生、先生方が伝統を築いてきたからこそ。さらに素晴らしい館山小にしていくのは、ここにいる皆さん。支えてくれる人への思いやりと感謝を忘れずに、立派な歴史をつくっていってほしい」などと話した。 6年生のお祝いのメッセージでは、同校の歴史を振り返った。最後に「これまで歌い続けてきた校歌を一緒に歌いましょう」と語り掛け、音楽部の演奏とともに校歌斉唱で締めくくった。 堀亘汰さん(6年)は「150年間もずっと授業や行事をやってきて、いろいろな人が関係していると思うととてもうれしい。館山小が1000年続いてほしい」と笑顔で話していた。